干からびた蛹

射精するごとに干からびていくみたいだ。

オレはともぴょんを愛してる。
だのに、なぜ、ひどくして傷つけてしまうのだろう。

嫉妬に狂い、壊れていく自分。
そして、大切なはずのともぴょんを壊してしまいそうな自分。
嫉妬と自己嫌悪の繰り返しだ。

ともぴょんを愛せば愛すほど。
オレのものにしようとセックスすればするほど、ともぴょんが遠くなっていくような気がした。

セックスしてひとつになろうとして、知広自身の肉体は、精神は、別のものであるということをまざまざと見せつけられ、壁を取り払おうともがけばもがくほど、ともぴょんを傷つける自分が恐ろしくもある。

オレのものにしたい気持ちと
ともぴょんの幸せを願う気持ちは両立できないのだろうか。

それはもしかするとともぴょんの問題でオレにはどうにもできないことなのかもしれない。

オレのものになること=ともぴょんの幸せなのならばあるいは―

さよ子ちゃんが好きなともぴょんを無理矢理犯してオレのものにしたところから、すでに過ちは始まっていたのかもしれない。

オレのものにしよう、オレのものにしようとセックスすればするほど、ともぴょんが遠退いていくような気がするのも必然なのかもしれない。
オレはともぴょんにオレのエゴを押し付けてるのにすぎない。

オレはともぴょんを愛してるのだろうか。
ともぴょんはオレを愛してるのだろうか。

憎みこそすれ、愛してなんかいないんじゃないか?

だから、セックスしてもセックスしても、満たされず、寂しく干からびていくような気持ちになるのかもしれない。

オレたちは憎み合いながらセックスしてるのかもしれない。

それはともぴょんの幸せなんだろうか。
ひいてはオレの幸せなんだろうか。

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