「…キングが勃った!」
悠希が坂本の耳元でついつい呟く。
坂本は悠希の肌から唇を離し、ふっと吹いた。
「…クララが立った!ぐらい感動的でしょー。」
微笑む坂本の瞳のなかに自分が映っている。
悠希も思わず微笑んで、頷いた。
二人は再びディープキスをした。
「…挿(い)れていい?」
唇を離して、坂本がやさしく悠希に尋ねた。
悠希がこくんと頷くのを見て、坂本が悠希のズボンとパンツを脱がせた。
「村瀬………。」
露になった悠希の下半身を、坂本はいとおしそうに咥えた。
「…あ………」
悠希の口から思わず吐息が漏れる。
坂本の舌の動きに呼応しながら、悠希は腰が浮きそうな快楽に溺れた。
「………あ………あぁ……………あっあっあっ……………」
悠希は左腕を頭の上に伸ばしながら、身をよじらせた。
「………出るっ!………出ちゃうよ!!!」
坂本はいたずらっ子っぽく微笑み、悠希の男根から唇を離して、左手で亀頭をさすりながら、右手の指で尻の穴をまさぐり始めた。
「…ひゃっ!!!………ぁうん!!!!!」
尻の穴に異物を挿入され、悠希は思わず嬌声を上げる。
涙目で不安そうに坂本のほうを見つめる。
「…初めて?」
坂本に尋ねられ、悠希は顔を真っ赤にして、ゆっくりと頷いた。
「男とするの初めてなんだ…」
おどおどと目を逸らせる悠希の顔を見て、坂本は全身の血が腰に集まるのを感じた。
下腹部が熱くなり、今まで感じたことがないぐらいにビンビンに硬くなる。
―――か、かわいい!!!!!
下腹部に無駄に力が入ったのを落ち着けるため、坂本はふぅと一息ついた。
「…オッケー。」
坂本は胸が高鳴るのを抑えるように、敢えて落ち着き払った低めの声を出した。
「…ゆっくり、焦らず、するわ。………これ、大丈夫?」
坂本は悠希の尻の穴をゆっくりと撫で解しながら、中指を挿した。
「…大丈夫?」
ゆっくりゆっくり確かめながら、坂本は悠希の身体に挿入する指の本数を増やし、バラバラと動かした。
「…ここ、感じる?」
三本ほど指を挿れたとき、坂本はついいたずら心を起こして、悠希の前立腺をごりごりと刺激した。
「………あっ………あっ………あっ………あぁっっっっっ!!!」
悠希が堪らず声を上げる。
チンコからはガマン汁が流れる。
「………あー………あー………」
突然の強い刺激に、悠希は一瞬放心している。
目から鼻から体液を流しながら、悠希は顔を真っ赤にして、坂本を見た。
「………れて。」
悠希が鼻水を拭いながら呟く。
「ん?」
聞き返す坂本に、悠希が顔を上げて言う。
「…もう入れて。」
悠希が正面から坂本を見つめて言った。
「キングも気持ちよくなろ?」